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デスクワークの疲れはリセットできる?簡単30秒ケア

座ったまま椅子に座り、上半身をひねってストレッチするデスクワーカーのイラスト。デスクワーク中に30秒で体をリセットできる簡単ケアを表している。

デスクワークをしていると、
「特別なことはしていないのに、なぜか疲れる」
「肩や首が重くて、集中が続かない」

そんな感覚、ありませんか?

長時間イスに座りっぱなしだと、体は少しずつ固まり、血流も滞りがちになります。

でもこの疲れ、体力不足や年齢のせいだと勘違いしている人が意外と多いんです。

実は、デスクワーク中の疲れは
30秒だけ体を動かすだけでリセットできることがあります。

しかも、立ち上がらなくても、特別な道具がなくてもOK。

この記事では、
・座ったままできる簡単な体リセット法
・30分〜1時間に1回やるだけの小さな習慣
・忙しいデスクワーカーでも続けやすいコツ

をわかりやすく紹介します。

「運動は苦手」「時間がない」という人ほど、
まずはこの30秒ケアを試してみてください。

読み終わる頃には、今すぐ体を動かしたくなっているはずです。

目次

デスクワークの疲れはなぜ溜まるのか?

仕事中に体の疲れを感じているデスクワーカーのイラスト

疲れの正体は「同じ姿勢による体の停止」

デスクワークの疲れが溜まる一番の原因は、
長時間同じ姿勢が続くことです。

激しい作業をしていなくても、体は少しずつ固まり、血流が滞り、疲労を感じやすい状態になっていきます。

つまり、
「忙しいから疲れる」
「年齢のせいで疲れやすい」
というよりも、
体を動かさない時間が長すぎることが問題なのです。


同じ姿勢が続くと、体は“ロック状態”になる

デスクワーク中、多くの人は
・背中を丸めたまま
・肩をすくめたまま
・首を前に突き出したまま
何十分、何時間も過ごしています。

一見ラクそうに見えるこの姿勢ですが、体の中では
特定の筋肉だけが使われ続け、別の筋肉はほとんど動かない
というアンバランスな状態が起きています。

筋肉は、本来
「縮む → 緩む」
を繰り返すことで血液を循環させています。

しかし同じ姿勢が続くと、この動きが止まり、
筋肉が“固まったまま”になります。

これが、
・肩や首が重い
・背中が張る
・腰がだるい
と感じる正体です。


血流が悪くなり、疲労が抜けにくくなる

体を動かさない時間が続くと、血流も自然と低下します。

血液は、体にとって
・酸素
・栄養

を届け、

同時に
・老廃物
・疲労物質

を回収する役割を担っています。

つまり、血流が悪くなると
疲れが「溜まりやすく」「抜けにくい」状態になります。

その結果、
・夕方になると一気にだるくなる
・頭がぼーっとする
・集中力が続かない

といった感覚が現れやすくなるのです。

これは病気でも異常でもなく、
体を動かさないことで循環が滞っているサインとも言えます。


疲れが「体」ではなく「気力」の問題に見えてしまう

デスクワークの疲れで厄介なのは、
「そこまで体を使っていないのに、なぜか疲れる」
という点です。

そのため多くの人が、
・自分の集中力が落ちた
・やる気がない
・年齢のせいかも
と、気持ちや体力の問題として捉えてしまいます。

ですが実際は、
体が固まり、血流が滞り、脳にも十分な酸素が届きにくくなっているだけ
というケースも少なくありません。

つまり、
「疲れているから動けない」のではなく、
「動いていないから疲れを感じやすい」
という逆転現象が起きているのです。


午後に一気に疲れる人の共通点

たとえば、
午前中は集中できていたのに、
午後になると一気にだるくなる人。

このタイプの多くは、
・午前中ほぼ立ち上がらない
・トイレや移動以外で体を動かさない
・姿勢を変えずに画面を見続けている

という共通点があります。

体を動かさない時間が積み重なるほど、
疲れは「突然」出るように感じますが、
実際は静かに溜まり続けているのです。


疲れは「防げるもの」

ここで大切なのは、
デスクワークの疲れは
気合いや根性で我慢するものではない
ということです。

体はとても正直で、
少し動かしてあげるだけで
・血流が戻る
・筋肉が緩む
・呼吸が深くなる

といった変化がすぐに起きます。

だからこそ、
長時間まとめて運動するよりも、
30秒でもいいから、こまめに体を動かすことが効果的なのです。

では、
忙しいデスクワーク中に
「どのタイミングで」
「どんな動きをすればいいのか?」

次の章では、
疲れを溜め込まないためのベストな体リセットのタイミングについて解説します。

「疲れてから動く」のではなく、
「疲れる前に整える」


その考え方が、デスクワークの体を大きく変えてくれます。

体をリセットするベストなタイミング

時計を見て体をリフレッシュするタイミングを考えているデスクワーカーのイラスト

30分〜1時間に1回、体が「固まる前」がベスト

デスクワーク中に体をリセットするベストなタイミングは、
30分〜1時間に1回が目安です。

ポイントは、
「疲れを感じてから動く」のではなく、
疲れを感じる前に、体をゆるめること

このタイミングを意識するだけで、
デスクワーク中のだるさや集中力低下は、かなりコントロールしやすくなります。


疲れは「突然」ではなく、静かに溜まっている

多くの人は、
「疲れたから体を動かそう」
と考えがちです。

ですが実際の疲れは、
ある瞬間に急に生まれるわけではありません。

・少し姿勢が崩れたまま
・筋肉が動かない時間が続いたまま
・呼吸が浅くなったまま

こうした小さな積み重ねが、
気づかないうちに体を固め、血流を落とし、
「気づいたときには重だるい状態」を作っています。

だからこそ、
疲れを自覚してから対処するのでは遅く、
固まり始める前にリセットすることが重要なのです。


30分〜1時間が「固まり始める分岐点」

なぜ30分〜1時間なのかというと、
この時間帯が、体にとって
動かない状態が当たり前になり始める境目だからです。

長時間同じ姿勢でいると、
体は「この姿勢が通常」と錯覚し、
筋肉の動きを最小限に抑えようとします。

すると、
・肩甲骨が動かなくなる
・背骨まわりが固まる
・股関節や足首の動きが止まる

といった変化が少しずつ起き始めます。

30分〜1時間ごとに軽く体を動かすことで、
この「固定化」をリセットし、
体に動いていい状態を思い出させることができます。


「疲れてから動く」は続かない

もう一つ大事な理由があります。
それは、疲れてから体を動かす方法は続きにくいということです。

疲れているときほど、
・立ち上がるのが面倒
・今は忙しい
・あとでまとめてやろう
と感じやすくなります。

結果、
「今日は結局何もしなかった」
という日が増えてしまいます。

一方で、
疲れる前に30秒だけ体を動かす習慣は、
・負担が小さい
・気合がいらない
・仕事の流れを邪魔しにくい
というメリットがあります。

だからこそ、
疲れを感じる前に動く設計が、習慣化のカギになります。


体をリセットしやすいタイミング

「30分〜1時間に1回」と言われても、
時間を気にし続けるのは大変ですよね。

そこでおすすめなのが、
日常動作と体リセットをセットにする方法です。

たとえば、
・トイレに立ったあと
・飲み物を取りに行ったあと
・作業が一区切りついたタイミング
・オンライン会議の前後

こうした行動は、すでに毎日の中に組み込まれています。
そこに
「ついでに30秒体を動かす」
を加えるだけで、無理なく続けやすくなります。


習慣化のコツ:意識しない仕組みを作る

体をリセットする習慣が続かない理由の多くは、
「忘れてしまう」
「意識するのが面倒」
という点にあります。

そこで大切なのが、
考えなくてもできる仕組みを作ることです。

・トイレから戻ったら肩を回す
・飲み物を飲んだら背伸びをする
・画面から目を離したら首を動かす

このように、
すでにある行動に紐づけることで、
体リセットは「特別なこと」ではなくなります。


「完璧にやらなくていい」

ここで強調しておきたいのは、
完璧を目指さなくていいということです。

完璧を目指し過ぎるとモチベーションを保ちにくくなり、続けることへのハードルが高くなっていきます。

・今日は1回だけ
・今日は肩だけ
・今日は座ったままだけ

それだけでも十分意味があります。

体にとって大切なのは、
「習慣」
であって、
「どれだけ頑張ったか」ではありません。

では、
実際にその30秒で
どんな動きをすればいいのか?

次の章では、
座ったままでできる具体的な体リセット方法を、
上半身・下半身に分けて紹介します。

道具なしで、今すぐできる動きばかりなので、
読みながら一緒に試してみてください。

座ったままできる
【上半身】簡単リセット

仕事中に座ったまま上半身を捻りストレッチをしているデスクワーカーのイラスト

なぜ上半身リセットが重要なのか?

デスクワーク中、
人の体は無意識のうちに
・肩が前に出る
・背中が丸まる
・首が画面に近づく
姿勢になりがちです。

この状態が続くと、
肩甲骨や背骨まわりの動きが止まり、
血流も悪くなり、呼吸も浅くなります。

すると、
・肩が重い
・首が張る
・背中がだるい
といった感覚が少しずつ強くなります。

だからこそ、
「動かす」ことが、
デスクワーク中の上半身には効果的なのです。

立ち上がらなくても、
座ったまま10秒〜30秒動かすだけで十分リセット効果が期待できます

ここでは、
「簡単にすぐできる」
デスクワーク向けの上半身リセット法を紹介します。


肩甲骨寄せ

背筋+呼吸を意識するだけでOK

肩甲骨寄せは、
デスクワークで固まりやすい
肩・首・背中をまとめて動かせるシンプルな動きです。

難しいことは一切なく、
背筋と呼吸を意識するだけで十分です。


やり方(背筋・呼吸・回数)

  1. 椅子に深く座り、背筋を軽く伸ばす
  2. 上を向きながら、両肩をゆっくり後ろへ引く
  3. 肩甲骨を背中の中央に寄せるイメージ
  4. その状態で、5秒ゆっくり深呼吸
  5. 力を抜いて戻す

これを3回繰り返します。

ポイントは、
「強く寄せすぎないこと」と
「呼吸を止めないこと」。

頑張りすぎると逆に肩に力が入るので、
気持ちよく胸が開く程度で十分です。


期待できる変化(肩こり・猫背対策)

この動きを取り入れることで、
・前に出ていた肩が戻りやすくなる
・背中が自然と起きやすくなる
・呼吸が深くなりやすい
といった変化が感じられます。


背伸び&横倒し(バナナストレッチ)

呼吸に合わせて“伸びる感覚”を感じる

背伸び&横倒しは、
デスクワークで縮こまりがちな
背中・脇腹・体側をまとめて伸ばすリセット動作です。

ここで大切なのは、
形よりも伸びる感覚を意識すること。


呼吸と動きのポイント

  1. 椅子に座ったまま、両手を組む
  2. 息を吸いながら、手を上にぐーっと伸ばす
  3. 息を吐きながら、ゆっくり体を横に倒す
  4. 反対側も同じように行う

倒す角度は、
「これ以上いくと苦しい」と感じる手前まででOKです。

無理に深く倒す必要はありません。


脇腹・背中が伸びる感覚を意識

この動きでは、
・脇腹
・背中の横側
がじわっと伸びる感覚を探してみてください。

呼吸が深くなることで、
体も自然とゆるみやすくなります。


上半身ひねり

お腹を丸めず、背骨を動かす意識で

上半身ひねりは、
長時間同じ方向を向き続けてしまう
デスクワーカーにとって取り入れたい動きです。

ポイントは、
腰だけでひねらないこと


姿勢の注意点(お腹を丸めない)

  1. 背筋を軽く伸ばして座る
  2. お腹をつぶさず、体を縦に保つ
  3. 息を吐きながら、上半身をゆっくりひねる
  4. 正面に戻り、反対側も同様に行う

背骨が捻じれていく感覚を意識しながら、
勢いをつけず、
可動範囲の中でゆっくり行いましょう。

グーパー運動

一番簡単で、一番忘れがちなリセット

グーパー運動は、
手首・指のリセットの中で
もっとも手軽な動きです。

やり方はとてもシンプルですが、
意識して行うことで、手の軽さが変わってきます。


やり方

  1. 両手を前に出す
  2. 指を大きく開く(パー)
  3. 指をしっかり握る(グー)
  4. この動きを10回繰り返す

ポイントは、
「速くやらないこと」と
「指先まで動かす意識」。

力いっぱい握る必要はありません。


期待できる変化

この動きを取り入れることで、
・指先のこわばりが和らぎやすくなる
・手のだるさを感じにくくなる
・マウスやキーボード操作が軽く感じる
といった変化が期待できます。


手首回し(前後・左右)

可動域を広げる意識で、ゆっくり回す

手首は、
実はデスクワーク中ほとんど動いていません。

だからこそ、
回すだけでも十分なリセット効果があります。


やり方とポイント

  1. 手首をゆっくり円を描くように回す
  2. 反対回しも行う
  3. 反対の手も同様に行う

回数は、
左右それぞれ5回ずつでOKです。

「大きく回す」よりも、
引っかかりを感じない範囲で動かすことを意識しましょう。


指反らし・曲げ(軽めでOK)

伸ばしすぎないことが大切

指を反らしたり曲げたりする動きは、
やりすぎると負担になりやすい部分でもあります。
軽く伸ばすだけで十分です。


やり方

  1. 片手の指を、もう一方の手で軽く支える
  2. 指を手前に少し反らす
  3. 次に軽く曲げる
  4. 呼吸を止めずに行う

違和感や痛みを感じる場合は、
無理に行う必要はありません。


手首・指リセットのコツ

手首や指のリセットは、
「ちゃんとやろう」と思うほど忘れがちです。

おすすめなのは、
・入力作業が一区切りついたとき
・マウスから手を離した瞬間
・画面から目を離したタイミング

こうした作業の切れ目に、
1動作だけ取り入れること。

これだけで、
上半身全体の疲れ方が変わってくることもあります。


上半身リセットを続けるために

ここまで紹介した動きは、
全部やらなくても問題ありません。

・今日は肩甲骨だけ
・今日は背伸びだけ
・時間がない日は1動作だけ

それでも、
体にはちゃんと意味があります。

やらないよりはやる方が良いのです!

上半身を動かすだけでも体は楽になりますが、
実は下半身や足首も、デスクワーク疲れには大きく関わっています。

次の章では、
座ったままでできる下半身・足首の簡単リセットを紹介します。

「座ったまま」でも続けられる動きばかりなので、
ぜひそのまま読み進めてみてください。

座ったままできる
【下半身・足首】リセット

仕事中に座ったまま足首を動かし、脚の血液循環を促しているデスクワーカーのイラスト

下半身を動かすと、全身の血流がめぐりやすくなる

デスクワーク中の疲れというと、
どうしても「肩」「首」「目」に意識が向きがちですが、
実は下半身が動いていないことが、
体全体のだるさにつながっているケースは少なくありません。

座っている時間が長いほど、
下半身はほとんど使われず、
血流も重力に逆らえずに滞りやすくなります。

だからこそ、
立ち上がれない状況でも、
座ったまま下半身を少し動かすだけでも、滞った血流が流れ出し体の軽さが変わってくるのです。


なぜ下半身リセットが重要なのか?

下半身には、
体の中でも特に大きな筋肉が集まっています。

とくに
・ふくらはぎ
・太もも
は、歩行時に血液を押し上げる役割を担っています。

しかしデスクワーク中は、
これらの筋肉がほとんど動かず、
血液やリンパの流れが滞りやすい状態になります。

その結果、
・夕方になると足が重い
・なんとなく体全体がだるい
・座っているだけなのに疲れる

といった感覚につながっていきます。


かかと上げ下げ

ふくらはぎを動かすだけで、巡りが変わる

かかと上げ下げは、
座ったままでできる下半身リセットの中でも、
最も手軽で効果を感じやすい動きです。

動かすのは「足」ですが、
影響は下半身だけにとどまりません。


ふくらはぎを動かす意味

ふくらはぎは、
「第二の心臓」と呼ばれることもあるほど、
血液を押し戻す働きに関わっています。

歩いたり、足首を動かしたりすることで、
ふくらはぎの筋肉がポンプのように働き、
下半身に滞りがちな流れをサポートしてくれます。

デスクワーク中にこの動きがなくなると、
体はどうしても重たい状態になりやすくなります。


やり方(座ったままでOK)

  1. 椅子に深く座り、足裏を床につける
  2. かかとをゆっくり持ち上げる
  3. つま先で床を押すイメージ
  4. ゆっくりかかとを下ろす

これを10〜20回繰り返します。

ポイントは、
反動をつけず、
一定のリズムで動かすことです。


むくみ・だるさ対策として

この動きを取り入れることで、
・足の重さが和らぎやすくなる
・座りっぱなしの不快感が軽減されやすい
・夕方のだるさを感じにくくなる
といった変化が期待できます。


足首の曲げ伸ばし

足首は滞りやすい場所

足首は、
デスクワーク中ほとんど動かされない関節です。
動かされないということは血流やリンパの流れが停滞してしまいます。

そのため、
少し動かすだけでも、
下半身全体の巡りが変わったように感じやすい部位でもあります。


動かし方のコツ

  1. 椅子に座ったまま、片足を少し前に出す
  2. つま先を手前に引く(足首を反らす)
  3. 次につま先を遠くへ伸ばす
  4. 呼吸を止めずに繰り返す

これを左右それぞれ10回行います。

動きは、
大きくする必要はありません。

引っかかりを感じない範囲で、
ゆっくり動かすことが大切です。


血流を促すイメージを持つ

この動きでは、
「ストレッチしている」というよりも、
足首をポンプのように動かしているイメージを持つと、
よりリラックスしやすくなります。

呼吸に合わせて、
・吐きながら伸ばす
・吸いながら戻す
と意識するのもおすすめです。


下半身リセットを続けるコツ

下半身のリセットは、
つい忘れがちですが、
実は上半身以上に効果を感じやすい部位でもあります。

おすすめなのは、
・トイレに立つ前後
・椅子に座り直したとき
・画面から目を離した瞬間

こうしたタイミングで、
1動作だけ取り入れること

それだけで、
体の重さが溜まりにくくなります。


座ったままできるリセットだけでも、
体はかなり整いやすくなります。

ただ、
「立てるタイミング」があるなら、
たった30秒の立ち動作を加えることで、
さらにリフレッシュ感が高まります。

次の章では、
立ち上がって30秒でできるリセット方法を紹介します。

忙しいデスクワークの合間でも、
無理なく取り入れられる内容なので、
ぜひ続けて読んでみてください。

デスクワークの合間に「30秒立つ」だけで体は変わる

仕事中に立ち上がり、背伸びをしてリフレッシュしているデスクワーカーのイラスト

デスクワーク中、気づけば何時間も座りっぱなし。
「腰が重い」「足がむくむ」「頭がぼーっとする」
そんな不調を感じながらも、忙しさを理由にそのまま作業を続けていませんか。

実は、たった30秒立つだけでも、
血行不良・腰痛・眠気・集中力低下といった
いわゆる「座りすぎのリスク」を軽減できることが分かってきています。

激しい運動や長い休憩は必要ありません。
“一度イスから離れる”こと自体が、体と脳にとって大きなリセットになります。


30秒立って何をする?(おすすめアクション)

「立つだけでも効果はある」と言われますが、
せっかくなら30秒でできる簡単な動きをプラスすると、よりスッキリ感を得やすくなります。

背伸び+深呼吸

両手を頭の上に伸ばし、背筋をスーッと伸ばします。
そのままゆっくり深呼吸をしながら30秒。
胸が開き、呼吸が深くなることで気分もリフレッシュしやすくなります。

座り立ち(軽いスクワット動作)

椅子の前に立ち、
「座る → 立つ」を無理のないペースで繰り返します。
下半身の筋肉が刺激され、血流が一気に巡る感覚が得られます。

軽い腰まわりストレッチ

立った状態で腰に手を当て、
痛みの出ない範囲でゆっくり後ろに反らします。
長時間の前かがみ姿勢で固まった腰まわりをやさしくリセットできます。

少し歩く

その場で足踏みをしたり、数歩歩くだけでもOK。
人の体の筋肉の約7割は下半身にあるため、
歩く=全身の血流スイッチを入れる行為になります。


30秒立つことの主なメリット

血行促進・代謝アップ

座りっぱなしで滞りがちな血液が動き出し、
足のむくみやだるさが和らぎやすくなります。
「夕方になると一気に疲れる」という人ほど、効果を実感しやすいポイントです。

心身のリフレッシュ・集中力回復

立って体を動かすことで脳への血流も増え、
眠気が抜けたり、思考がクリアになる感覚を得やすくなります。
「もうひと踏ん張りしたい時」の切り替えにも効果的です。

腰痛・肩こりの軽減サポート

同じ姿勢を続けることで生じる筋肉の緊張を一度リセット。
痛みを直接治すものではありませんが、
“悪化させにくい状態”を作る習慣として役立ちます。


実践のコツ:続ける人がやっている工夫

目安は「30分〜1時間に1回」

1時間以上座り続けることは、体への負担が大きいとされています。
完璧を目指さず、
「思い出したら立つ」くらいの感覚で十分です。

「立つ理由」を作っておく

・トイレに行く
・飲み物を取りに行く
・ゴミを捨てる

こうした日常動作を“活動休憩”に変えるだけで、自然と座りすぎを防げます。


忙しくても、
1回30秒、立つ時間を挟むだけで体への負担は大きく変わります。

よくある質問(FAQ)

Q1. デスクワーク中に30秒動くだけで本当に意味はありますか?

A. はい、意味はあります。
30秒という短い時間でも、同じ姿勢で固まり始めた筋肉や血流を“リセットするきっかけ”になります。

デスクワークの疲れは、強い負荷よりも
「動かない時間が長く続くこと」で溜まっていくケースがほとんどです。
そのため、短時間でも姿勢を変えたり、立ち上がったりすることで、体への負担を軽減しやすくなります。

大切なのは長くやることより、こまめにやることです。


Q2. どれくらいの頻度で体をリセットすればいいですか?

A. 目安は30分〜1時間に1回です。

1時間以上同じ姿勢で座り続けると、
血流が滞りやすく、腰・肩・首への負担が増えるとされています。

とはいえ、きっちり時間を測る必要はありません。
・トイレに立つとき
・飲み物を取りに行くとき
・作業の区切り
こうしたタイミングに合わせて体を動かすだけでも十分です。

「疲れたから動く」ではなく、
**「固まる前に少し動く」**ことを意識してみてください。


Q3. 肩こりや腰痛がある人でもやって大丈夫ですか?

A. 基本的には、無理のない範囲で行うことが大切です。

この記事で紹介している動きは、
・反動をつけない
・痛みが出るところまでやらない
・呼吸を止めない
といった点を守れば、日常のセルフケアとして取り入れやすい内容です。

ただし、
・強い痛みがある
・動かすと症状が悪化する
と感じる場合は、無理をせず控えてください。

あくまで**「疲れを溜めにくくするための習慣」**として行うのがポイントです。


Q4. 立ち上がれない環境でも効果はありますか?

A. はい、座ったままでも効果は期待できます。

肩甲骨寄せや背伸び、足首の曲げ伸ばしなどは、
座ったままでも体のスイッチを入れ直すのに役立ちます。

もちろん、立てる環境であれば
30秒立つ・少し歩く
といった動きを加えると、より効果的です。

「できる範囲で続ける」ことが、結果的に一番の近道になります。


Q5. 毎日続けないと意味がありませんか?

A. 毎日完璧にやる必要はありません。

疲れやすさは、
仕事量・集中時間・体調
によって日々変わります。

大切なのは、
「今日は1回も動かなかった」日を減らしていくこと。

1日1回でも、
「あ、体を動かそう」と思い出せたら十分です。
その積み重ねが、体の感じ方を少しずつ変えていきます。


Q6. ストレッチグッズや椅子を使うと効果は変わりますか?

A. 環境を整えることで、楽に続けやすくなる場合があります。

クッション性のある椅子や、姿勢をサポートするアイテムは、
座りっぱなしによる負担を減らす助けになります。

ただし、道具がないとできないわけではありません。
まずは、今回紹介した30秒ケアを習慣にすることが先です。

そのうえで、
「もっと楽に続けたい」
「環境そのものを改善したい」
と感じたら、デスク環境の見直しを検討してみるのがおすすめです。


Q7. 仕事中に動くと集中力が切れませんか?

A. むしろ、短時間のリセットは集中力回復につながりやすいです。

長時間集中し続けると、
脳も体も疲労し、作業効率が落ちやすくなります。

30秒体を動かすことで、
・気分が切り替わる
・呼吸が深くなる
・画面から一度目を離せる
といった効果があり、結果的に集中し直しやすくなります。

「集中するために、あえて一度止まる」
そんなイメージで取り入れてみてください。

まとめ|
デスクワークの疲れは“溜めない”ことが一番の対策

疲れがたまり集中力が落ちているデスクワーカーのイラスト

疲れは「我慢するもの」ではなく、「こまめに解消するもの」

デスクワークの疲れは、
ある日突然ドッと出るものではありません。

毎日の
・同じ姿勢
・動かない時間
・浅い呼吸

こうした小さな積み重ねが、少しずつ体に溜まっていきます。

だからこそ大切なのは、
「疲れてから何とかする」ことではなく、
「疲れきる前にリセットする」こと。

今回紹介したような30秒ケアは、
体を劇的に変える特別な方法ではありません。
でも、溜まり続ける負担を“その場で流す”という意味では、とても現実的で効果的な習慣です。


30秒の積み重ねが、体と集中力を守ってくれる

「たった30秒で意味あるの?」
そう感じる人も多いと思います。

でも実際には、
30秒立つ
30秒伸ばす
30秒呼吸を深くする
この小さな動きが、血流・姿勢・意識を切り替えるスイッチになります。

特にデスクワークでは、
✔ 腰や肩が重くなる
✔ 眠気が強くなる
✔ 集中力が切れやすくなる

こうした不調は、体が“固まっているサイン”であることがほとんどです。

30秒ケアは、その固まりを
「完全にほぐす」ものではありません。
でも、“これ以上悪くならない位置”に戻す役割は十分に果たしてくれます。

この積み重ねが、
1日の終わりの疲労感
翌朝のだるさ
仕事中の集中力
こうした差につながっていきます。


「年齢」や「体力」のせいにしなくていい

デスクワークの疲れを、
「もう若くないから」
「体力が落ちたから」
そうやって片づけてしまう人は少なくありません。

でも多くの場合、問題は年齢ではなく
“動かなさすぎる環境”にあります。

同じ姿勢で、同じ画面を見続け、
ほとんど体を動かさない時間が何時間も続く。
これは誰の体でも負担になります。

だからこそ、
・特別な運動
・根性論
・我慢
は必要ありません。

環境と習慣を少し変えるだけで、体の感じ方は変わります。


今日から1つ、できるところからでいい

リフレッシュして仕事が捗るデスクワーカーのイラスト

すべてを一気にやろうとしなくて大丈夫です。

・30分〜1時間に1回、立ってみる
・トイレのついでに背伸びする
・座り直す前に深呼吸する

この中から、「これならできそう」なものを1つ選んでください。

続く習慣は、
「正しい」よりも
「無理がない」ことが大切です。

まずは今日、
いつもより少し体を動かすことから始めてみてください。
その30秒が、あなたの体と集中力を守る第一歩になります。

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この記事を書いた人

施術歴18年、延べ70,000回以上の施術経験を持つ整骨院院長。
デスクワーカーの体の負担を減らすため、姿勢・デスク環境・セルフケアを分かりやすく解説しています。

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